いつでも心に少年を飼っている皆さま、お疲れ様です。子どもの頃って様々な夢を思い描きますよね？車掌さん！大統領！ケーキ屋さん！おもちゃ屋さん！芸能人！スポーツ選手！警察官！…などなど。
そんな中で「ヒーロー！」と豪語していた方、いらっしゃいませんか？最初は純粋な想いでも、大人になるにつれて「ヒーローなんて無理じゃない？」と気付き、いつしかその夢を手放してしまう…。
でも！実はまだ遅くないかもしれません。本物のヒーローは無理でも、“ヒーローの中の人”になら…なれるかもしれないんです！！
今日は特殊な仕事である「スーツアクター」についてご紹介いたします。『ワンパンマン』や『僕のヒーローアカデミア』などの作品が人気になっている今、要チェックの職業です！
どんな仕事？
映画・テレビドラマなどの特撮作品において、ヒーロースーツや着ぐるみを身に纏い、アクションをこなす俳優・スタントマンのこと。変身前を演じる俳優に代わって、アクロバティックなアクションシーンを演じます！
仮面ライダー・ウルトラマン・ゴジラ・スーパー戦隊シリーズなど、有名特撮作品の裏では数多くのスーツアクターさんが活躍しています。俳優の唐沢寿明さんも、昔はライダーマンの中の人だったことで有名ですよね！
どうすればなれる？
キャラクターショーやゆるキャラなど、アルバイトの募集は時折見かけますが、有名特撮作品の“中の人”は信頼と実績がなければ務まりません。そのためまずはスーツアクターの養成所を目指しましょう。
長年仮面ライダーのスーツアクターを務める高岩成二氏を含む業界では伝説的な人物も、こうした養成所兼プロダクションに所属しながらアクターとして活躍しています。
応募に必要な経験やスキルは？
心身ともに健康であること、年齢が若いこと（15歳～28歳程度。あくまで養成所基準です）という2つの制約はありますが、学歴や経験は一切不問です。
書類選考を通過し、続くオーディションに合格することで“スーツアクターの卵”としての道が開かれます！ですが本番はここから。養成所では数々のトレーニングを経て武術やスタントアクションを学び、心技体を鍛えます。
2年目からは先輩俳優の着替えなどの補助を経て、戦闘員や怪人としてデビュー。経験とスキルを積んでいった遥か先に、憧れのヒーロー役が待っています！
収入はどれぐらい？
スーツアクターは一般的な会社員とは違い、一つの契約でいくらという出来高制。個人事業主のイメージに近いですね。演技の内容や危険度によって金額に差があり、一つ数千円～数万円が相場のようです。
レジェンド級のスーツアクターであっても、その年収は500万円～1000万円といわれています。そこまでいけば十分生活は出来そうですが、駆け出しや中堅レベルでは年収100万円程度がいいところ。
実際にアルバイトと掛け持ちしているアクターさんも多いそうです。どれほど粘り強く、情熱を傾けられるかがキーポイントになってきそうですね…。
まとめ
視界が狭く、関節に負荷がかかるうえ、熱気もこもる着ぐるみやスーツを着て、身体の動きだけで力強さ・怒り・悲しみを表現するスーツアクター。現実でもヒーローになるのって本当に大変なんですね…。
ですがまだ10代、20代前半なのであれば一度チャレンジしてみても良いかもしれません！鍛えられた精神と肉体は、様々な職種できっと役立つはずですよ！
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