前回、大学デビューに失敗した陰キャの悲しいキャンパスライフをご紹介しましたが、今回はその解決編です!結局入学後数ヶ月にわたり一人ぼっちで過ごしてきた私…。
周りが続々とグループを作り始める中、食堂で独り食べるスパゲッティは味がしませんでした(T_T)そんな中、とある転機が訪れます!

【髭を剃り、髪は固めず、普通の服装】に変えた。

色々と絶望した私はカッコつける意味に疑問を感じ、普段通りの自分の服装に逆戻りしました。そこに居たのはただの冴えない、ガキっぽい高校生…。今思えばなんとか周囲に遅れないように、大人びて見えるように…と、それだけを意識して暴走していたのでしょう。
その証拠に革ジャンもオールバックも髭も、別に好きじゃなかったんです。ただ「これならナメられないだろ!」という、ただそれだけの理由で選んだファッションでした。とにかく男らしさを演出したかったんです。まぁ、周囲にはそんな思惑はバレバレだったでしょうけど…( ;∀;)
普段着に戻った私は普通に講義を受け、普通に家に帰る日々を過ごしていました。それですぐに友だちが出来たわけではありませんが、なんだか前よりも色んな人に話しかけられるようになった気がします。

飾らない自分自身を表に出すことって、やっぱり大事なんですね。
【イケてる自分になりたい!】精神を捨てた。

前回の記事にも書きましたが、大学で一時的に出来た友だちは2人とも住む世界が違っていました。かたや部屋でこだわりのコーヒーをドリップしたり、かたや海外のアーティストの楽曲でバンドを組んでいたり…。最初は私も憧れの世界の一員になれたと確信していたんです。
でもそれは違いました。最初から仲良くなれるわけがなかったんです。
だって私が興味があったのは“イケてる2人と一緒に行動している自分”だけ。コーヒーは別に好きじゃないし、海外アーティストなんてビートルズぐらいしか知らない…なのに2人の話を知ったか振って聞いていました。
今思えば情けないし、2人に対しても失礼でしたね。まぁだから離れていったんでしょうけど…(T_T)
当時私が好きだったのは「ゲーム・漫画・アニメ」。でもそれを公にするのが恐くて、周囲には黙っていました。大学に入って冴えない自分と決裂する!そして陽キャになってみせる!そんな妄想にとらわれていたんです。
でもようやく気付きました。
「好きなモノの話を思いっきり出来る相手こそ、本当の友だちなのではないか?」と。
イケてる自分になる努力の前に、イケてない自分をさらけ出すことも大切だったんです。
【自分の好きを追求】した。

無理してイケてる自分を演出してもホントの友だちなんて出来ない…(そもそもイケてない…)。その事実に気付くとなんだかホッとしたんです。
「そのままの自分と気が合う人物が絶対に居る!」
そう確信してからクールキャラは封印しました。すると不思議なもので
「この人自分とちょっと似てるかも?」
ってメンバーが周りにポツポツ見え始めたんです。
それまでの“隣に居て見栄えの良い相手”という失礼極まりない基準を“一緒に大学生活を楽しめそうな相手”にシフトした結果、とある3名が浮かび上がってきました。
会話が盛り上がって楽しいし、一緒に居て何のストレスも感じないんです。まさにこれがホントの友だち!って感じでした。
私も含め4人組で行動するようになったのは1年生の夏前ぐらい。驚きなんですが、その後卒業までこのメンバーが変わることはありませんでした笑
常に男4人で行動…ほかに新しい友だちが出来ることもなく、彼女が出来ることもありませんでした。かつての私だったら「大学デビュー大失敗!」という烙印を押すでしょうが、今ならはっきり言えます。
大学生活はメチャクチャ楽しかった!
講義の終わりに毎日ゲーセンに通ってアーケードゲームで対戦したり、流行ってたクイズゲームをしたり、メダルゲームで白熱したり、映画を観に行ったり、カラオケやファミレスでオールしたり…。
なんてことのない毎日でしたが…本当に掛け替えのない時間だったと思います。実際に30代後半になった今でも、年に数回は集まる親友です(≧▽≦)

カッコよさやクールさに執着していた自分。
キャンパスライフに幻想を抱いていた自分。
一体何だったのか今でも理解できません…笑
学生時代に【アルバイト】は絶対した方が良い!

そんなこんなで無事に友だちが出来た私。でも未だに後悔していることがあります。それは…
学生時代にアルバイトをしなかったことです。
「自分でお金を稼ぐ経験」をしている人としていない人、そこには決定的な差があります。
“責任感”の差です。
私は大学卒業直前までアルバイトをせず、すべて親から貰うお小遣いで過ごしてきました。そんな甘やかされた環境の中では精神は一向に成長しません。
自分で苦労してお金を稼ぎ、自分で家計をやりくりする。これが出来て初めて自分自身の人生を生きていると言えるでしょう。
ちなみに私が初めて挑戦したのは年末年始の郵便局の手紙仕分けのバイトでした。仕事内容自体はなんてことのないルーチンワークでしたが、それでも出勤時はメチャクチャ緊張しましたし、別の仕事を任された時はパニックで体調を崩したことすらありました。
それでもアルバイトを勤め上げた日には、感じたことのない清々しさと自分でお金を稼いだという大きな自信を手に入れることができました。実際、次に始めたパン屋の接客バイトは郵便局よりも段違いに大変でしたが、初バイトの時に感じた以上の緊張や不安に襲われることはありませんでした。
“働く事”ってそれだけ特別な経験なんです。事実、一切バイト経験を積まずに過ごしていたら…未だにニートだった可能性すらあります。
だから陰キャの皆さん、もし自分に自信を付けたいのなら、どんな種類でも良いのでバイトをしましょう!!そして稼いだお金で好きなことをしてみてください。マジで人生観が変わりますし、人として成長している実感が得られます!
ただ、私は嘘は言いたくないのでハッキリ言いますね。陰キャにとって初めてのバイトデビューは面倒だし、下手したら人生で一番しんどい瞬間かもしれません。
でも…だからこそやるんです!緊張で脂汗も脇汗もダバダバ出ますし、お腹もゆるくなります。先輩や同僚と上手く話せず、どもることも多かったです。
でもどんなバイトでも最初の1ヶ月さえ耐えれば、あとはなんてことはありません。この“なんてこともない状態”になったら、あなたの精神が格段にレベルアップしている証拠です。女の子に話しかけられても緊張しなくなります笑

運よく友だちは出来ましたが、バイトを経験していたら
彼女まで出来ていたかも…?いや、これホントの話です。
まとめ
…というわけで色々語ってきましたが、結論
「無茶な背伸びをしても悲しく見えるだけ」
ということです。
今となってはもう全部が黒歴史ですが、当時は本気で自分の行動は間違っていないと思っていました。周囲に止めてくれる人が居なかったのもデカいですね…いや、止められたら意固地になってもっと酷い状況になっていたかも!恐ろしい話です…。
私は結構な陰キャですので、ごく一般的な方であればここまでの事態にはならないでしょう。でももしこの記事を読んで少しでも共感する点があったとしたら…?(;゚Д゚)
「大学デビュー!スタートダッシュ!」と焦って変わろうとすることはありません。そのままのアナタを見てくれる人は必ずいます!だからゆっくり、とにかく大学生活に馴染んで、自分のペースで楽しむことを考えてください!
頑張れ新大学生!!(*^▽^*)
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