求人サイトに『サクラ』は居ないのか?
コレ、業界に身を置く者なら絶対に一度は考えたことがある話題だと思います。求人サイトを使うと必ずと言っていいほどある不自然な応募。
ユーザー側には関係ない話なんですが、掲載側の企業からするとほんとに迷惑なんですよね…(; ・`д・´)たとえばあるあるな内容だと
- 高いお金を払って求人広告を掲載したのに応募が来ない…。その文句を営業に言ったら突然応募が来た。でもその後連絡が取れない
- 応募が数件入り、順調にやりとりも出来ていたのに面接当日ドタキャン。それが1件2件どころではない
- 応募者の名前が芸能人と同姓同名など、明らかに不自然…。連絡先のアドレスも意味不明な文字の羅列になっている
とか…。今日はここらへんの話、いわば“業界のタブー”について切り込んでいきたいと思います!

サクラがいない根拠なんてない!

サクラ応募で検索すると様々なサイトが出てきますが「100%あり得ない」と書かれている記事もあります。その理由は営業側や求人サイト側にメリットがないから…とのこと。
いやいや、おかしいでしょ。メリットありまくりだよ?
①営業やその仲間が偽名を使って応募し、客に反響が出ているように見せる
②応募数に応じて料金が変わる「応募課金型」であれば応募が多いほど営業の歩合になる
③メーカー側がサクラを使うことで「ユーザー数No.1/平均応募数No.1」などと謳える
よって「メリットがないから~」とか言っている人物は全く信用できません。月間ユーザー数1,000万人以上の媒体もあるぐらい求人サイトってどでかいビジネスですからね。
色んな人間の思惑が交錯していても何らおかしくはないですよ(;’∀’)
でもまあ、リスクがあることは確か。

メリットは色々とありますが、もちろんリスクもあります。もしもバレたら営業担当や求人サイトの信用問題に関わりますし、下手したら裁判で訴えられる…なんて可能性も十分あり得る。
…でもそれならバレないようにちょっとずつやれば良いだけですからね笑 捨てアドレスや存在しない住所を使えばいくらでも偽装できます。
いくら「サクラ応募に違いない!」ってメーカーに問い合わせても100%認めませんよ。証拠もないですからね…。どのPCから応募されているか確認できればわかるかもしれませんが、そんなデータいくらでも改ざんできますし。
つまりリスクはあるけど尻尾を掴まれることはないわけです。怒った企業側から契約を切られる可能性は高いですが、たくさんの客の中の一社なんてたかが知れています。
人材不足なんてどの企業でもほぼ100%起こる事例です。黙っていても新しいニーズが届くでしょう…。
実録!サクラ?かもしれない事例

ちなみに私がこれまでに見聞きした事例だと下記の様なものがあります。
- メールアドレスがローマ字の羅列
- 年齢と職歴がアンマッチ
- 丁寧な履歴書なのに志望動機だけ空白
- 同じ人物からの複数回にわたる重複応募
- それほど多くない苗字の人物が3名以上被る
- 面接前日まで連絡が取れていたのに突如音信不通
- 応募後1日足らずで退会し連絡が取れなくなる
いや~、皆さんどう思いますか?こんなの絶対サクラじゃんと思うかもしれませんが、サクラならもうちょっと上手くやれよとも思う絶妙なライン…(-“-)
とにかく求人業界においては不自然な応募が日常茶飯事なんです!単なるイタズラか嫌がらせという可能性もありますが、わざわざ履歴書や職務経歴書を入力して会員登録なんて…そんな手間なことしますかね?
何らかのメリットがなきゃやりませんよね…?
ここまで言っても断言はできない!

色々書いてきましたが、結論「サクラが居る!」とは断言できないのが現状です。ごめんなさい(/_;)
- 単なるイタズラ
- ビジネスマナーを知らない応募者
- 面接で落とされた腹いせ
など、可能性はいくらでもあります。
私はもう10年ほど求人業界に身を置いていますが、嘘偽りなく【わからない】としか言えないんです…。
でもね、かつて「毎日お客様の求人をクリックして、PV数上げてるんですよ!」と話す営業とは出会ったことがあります。つまり人間、追い詰められたらなんだってするわけです…。
求人媒体側が用意したサクラ・営業が成り済ましたサクラ・何らかの条件を結んだサクラ業者・AIによる自動応募システム…今の時代ならどの手法も簡単に実現出来ちゃいますよね(-“-)
まとめ
以上、本日はあまり業界の方が触れたがらない部分に踏み込んでみました。
はっきりいって私は求人業界を信用していません笑
これは求人を売らない制作ライターだからこそ、完全に中立な立場として言っています。
終身雇用が崩壊し、転職が当たり前になった時点でこの業界は大きくなりすぎました。もちろん求職者と人材不足の企業を救う光の部分はありますが、同様にかなり深い闇の部分もあると思っています。
これが今私から言える結論の全てです…。今後も真実が明かされることはきっとありません。ここから先はあなた自身の目で見極めていってください!
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